コラム

他の病院からの『凍結胚・精子の移送』について 2019.04.03

本日はよくお問い合わせいただく、他院からの凍結胚・精子の移送について簡単に書かせていただきます。

 

Q: 他の病院で凍結した胚や精子を移送できるの?

学会などで、移送を許可するかどうかについての取り決めはなく、個々の病院の方針によりますので、まずは病院へお問い合わせください。恐らくほとんど病院が「移送可」となっておりますが、

 

◎搬出料:胚を院外に出す場合にかかるお金

◎移送の同意書

 

などが必要となってくるかと思います。それ以外にも、病院によって移送に関する取り決め(ルール)などが違ってきますので、一度現在通院されている病院にお確かめください。

 

Q: どれくらいの期間かかるの?

移送を決意した後、どれくらいの期間で移送ができるかについてですが、他院での手続きが終わっている状態であれば、約1から2週間前後で移送することが可能です。

 

Q: 移送の流れはどうなるの?

1 当院を受診:移送の流れ、移送同意書について説明します。

2 他院にて搬出の手続き及び、搬出日候補を決定します。

3 当院へ連絡して頂き、搬出(搬入)日を決定します。

4 移送当日:原則 凍結物の移送はご自身にて行っていただきます。

当院の「ドライシッパー」を貸し出しますので、搬出先の病院に行き胚を受け取ってください。その後当院へとんぼ返りし、「ドライシッパー」を当日中にご返却ください。

 

Q: どんな容器にいれるの?

移送専用の「ドライシッパー」という容器(40cm,約2kg)に、液体窒素-196度の液体を染みこませて、移送中も冷却状態を保ちます。

当院では、この銀色のドライシッパー専用のハードケースにいれて、持ち運びをしていただきます。

 

液体窒素は公共の交通機関での運搬することは認められていませんので、自家用車、またはタクシーでの移動が原則となります。

 

Q: 料金はいくらかかるの?

フェニックス アート クリニックでは、

搬入料(2万)+ドライシッパーレンタル料(1万)=トータル30,000円が費用としてかかります。

 

Q: 運搬によるリスクはあるの?

運搬によるリスクですが、

・交通事故による容器の破損

・融解時変性、胚がみつからないリスク

といった状況が起こる可能性は非常に低くはありますが、可能性として考えられます。その際、凍結した他病院か、融解した当院のどちらに原因があったのかを解明することは非常に困難となります。

 

そうした運搬に関するリスクをご理解頂いた上で

同意書を書いていただき、移送を実施しております。

 

Q: 海外からの移送はできるの?

基本的に可能です。既に数件海外からの移送も行っております。お気軽にご相談ください。私どもの方から、海外移送専門業者を紹介させていただきます。

 

以上、簡単ではありますが、他院からの移送に関する説明でした。

もし、転移を考えられている方などいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。