お役立ちコラム

COLUMN

ブライダルチェックとは?AMH検査・卵子凍結との違いと考え方

人生の大きな節目である結婚や妊娠。以前は「その時が来たら考えるもの」と思われていましたが、働き方やライフスタイルが多様化した今、将来を見据えて早めに自分の体を知ろうとする方が増えています。フェニックス アート クリニックでは、妊娠・出産を目指す方だけでなく、「いつか子どもを考えている」「今はまだ予定がないけれど自分の状態を知っておきたい」という方のために、ブライダルチェックを中心とした総合的なサポートを行っています。
ブライダルチェックは、単なる検査のセットではありません。自分の体と向き合い、これからの生き方を考えるための“最初の一歩”です。そこに卵子凍結という選択肢、AMH検査という指標、将来設計カウンセリングという対話を組み合わせることで、より納得感のある人生設計が可能になります。

なぜ今、ブライダルチェックが注目されるのか

社会全体で初婚年齢・出産年齢が上昇し、キャリアや学びを大切にしながら人生を組み立てる時代になりました。一方で、妊娠に関わる体の仕組みはゆるやかに変化していきます。「もっと早く知っていれば」と後悔しないために、20~30代のうちから自分の体について知っておきたいという声が増えています。
ブライダルチェックを受けた方からは、
体のことを初めてきちんと理解できた
漠然とした不安が整理された
パートナーと将来の話がしやすくなった
といった感想をいただきます。検査はあくまで入り口であり、その後の人生設計につながる“きっかけづくり”が大切なのです。

ブライダルチェックという時間

ブライダルチェックは、「検査メニュー」というよりも、自分の体と静かに向き合うための“対話の入口”です。妊娠や出産に関わる体の状態は、日常では実感しにくく、症状がないから安心とも言い切れません。だからこそ、何も起きていない時期に知っておくことが、将来の安心につながります。
検査を受けるきっかけは人それぞれです。結婚を控えている方、仕事を優先したい方、まだパートナーがいない方――どんな立場でも、「自分の現在地を知りたい」という気持ちは同じです。ブライダルチェックは“急がせるため”のものではなく、選択肢を守るための時間です。

「まだ予定がないのに受けていいのでしょうか?」
そう尋ねられることがあります。答えは、もちろん“はい”です。
妊娠や出産は人生の大きなテーマですが、私たちは普段その準備について学ぶ機会がほとんどありません。ブライダルチェックは、将来のための“家庭科の授業”のようなもの。早く知っておくほど、心にも時間にも余裕が生まれます。結果を受け取った方からは、「自分の体なのに知らないことばかりだった」「不安の正体が見えた気がする」という声がよく聞かれます。知ることは安心への第一歩。もし気になる点があっても、早く分かれば対策の幅は広がりますし、問題がなければ大きな心の支えになります。
私たちが大切にしているのは、数値だけで終わらせないこと。結果は会話の始まりであり、体の仕組みやこれからの変化を、医師と看護師がわかりやすくお伝えします。年齢や生活、価値観は人それぞれだからこそ、“あなたの場合”を一緒に考えます。

AMH検査・卵子凍結という選択肢

ブライダルチェックとあわせてご相談が多いのが、AMH検査と卵子凍結です。いずれも「将来の妊娠」に関わる言葉ですが、それぞれの役割は明確に異なります。
「ブライダルチェック」は、子宮や卵巣の状態、ホルモンバランス、感染症の有無などを総合的に確認する“基礎的な検査”。「AMH検査」は、卵巣に残っている卵子の数の目安を知るための“卵巣予備能の指標”。「卵子凍結」は、その情報をもとに将来に備える“医療的選択肢”です。それぞれは独立したものではなく、段階的につながっています。

 ブライダルチェック 
→ 妊娠に関わる体の基礎状態を総合的に確認するもの
 A M H  検  査 
→ 卵巣予備能の目安を知るための血液検査
 卵  子  凍  結 
→ 将来の妊娠に備えるための医療的選択肢

AMH検査とは ― 卵巣予備能を知る検査
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、発育途中の卵胞から分泌されるホルモンです。
この値を測定することで、卵巣内にどの程度の卵胞が残っているかを推測することができます。医学的には「卵巣予備能」の評価指標の一つとされています。
重要なのは、AMHは“卵子の質”を直接測る検査ではないという点です。
数値が高いから妊娠しやすい、低いから妊娠できない、という単純なものではありません。
また、AMHは月経周期の影響を受けにくいため、比較的安定した指標とされていますが、個人差が大きく、年齢との関係もあくまで統計的な傾向に基づくものです。
AMHの数値は、将来設計を考えるための一つの材料です。大切なのは、その数字をどう読み解き、どう活用するかです。

※AMH検査はブライダルチェックの基本プランには含まれておりません。
ご希望や年齢、将来設計に応じて追加検査としてご案内しています。

AMHと年齢の関係
一般的に、卵子の数は出生時が最も多く、その後年齢とともに減少していきます。AMHも年齢とともに低下する傾向がありますが、減少のスピードには個人差があります。そのため、
年齢のわりにAMHが低めの場合
年齢のわりにAMHが高めの場合
いずれもあり得ます。
数値を単純に“良い・悪い”で判断するのではなく、ライフプランと照らし合わせて考えることが大切です。

卵子凍結という医学的選択肢
卵子凍結は、採卵した卵子を凍結保存することで、将来の妊娠の可能性を残す医療技術です。現在はガラス化法(急速凍結法)が主流で、従来よりも生存率が向上しています。
ただし、卵子凍結は将来の妊娠を約束するものではありません。採卵数、年齢、卵子の質などさまざまな要因が関わります。
そのため当院では、AMHの結果だけで判断するのではなく、
年齢
将来の妊娠希望時期
ライフイベントの予定
価値観や優先順位
などを総合的に考慮し、必要な方にのみご案内しています。
卵子凍結は“今すぐ決断すべきもの”ではなく、“知っておくことで安心につながる選択肢”です。

将来を一緒に描く

検査だけでは心は十分に整理できません。将来設計カウンセリングでは、何歳頃の妊娠をイメージしているか、仕事や生活とのバランス、パートナーとの考え方などをゆっくり言葉にしていくことで、自分でも気づいていなかった思いが見えてきます。医療者は“決める人”ではなく、“一緒に考える伴走者”です。
ブライダルチェックは、お二人の将来を話し合うきっかけにもなります。普段は切り出しにくいテーマも、検査という共通の材料があると自然に向き合えます。お一人でも、お二人でもご相談いただけます。

ブライダルチェックは特別な人のためではなく、これからの自分を大切にしたいすべての方のための時間です。早すぎることはなく、遅すぎることもありません。

まずは基本となるブライダルチェックから。
その上で、AMH検査や卵子凍結、将来設計カウンセリングについても、ご希望に合わせてご相談いただけます。ご不安なことがあれば、どんな小さなことでもご相談ください。

ブライダルチェックプランの詳細はこちら
本プランでは、MRI検査を用いて実施しています。
検査方法の詳細については、プランページをご確認ください。
※AMH検査は基本プランには含まれておりません。

必要に応じて、以下のページもご覧ください。
▶︎AMH検査について
▶︎卵子凍結について

フェニックス アート クリニック