新型コロナウィルスについて
これは知っておきたい!個人でできる予防(マスク・手洗い・うがい・外出時)の注意点
フェニックス アート クリニックです。
新型コロナウィルスはインフルエンザと同様の予防が有効と言われています。日本人の方は常日頃から、きちんとやっている方も多いかと思いますが、今回は意外と知らないこともあるかと思いますので、今回少しまとめてみました。なにより難しいですが、「正しく怖がる」ことが重要かと思います。
INDEX
マスクの注意点
★マスク論争~そもそもマスクは効果があるのか~★
ウィルスは、目、鼻、口といった顔の粘膜部分から侵入します。
人は1時間に平均25回前後、顔を触るという研究データもあるように、無意識のうちに非常に頻回、顔に触れていることがわかります。
とりわけ、お子さんは1、2分に1回と、より頻回に顔に触れる(特に頭、口が高頻度)というデータもあります。
よって、「口と鼻に触れるのを防ぐ」という意味では、マスクは意味があるではないかと考えられます。そのためには、この後紹介する正しいマスクの使い方が重要になってきます。
また、WHO、厚生労働省、アメリカのCDCでは、「感染をマスクで防げる保証・効果はない」としていますが、一方では、
・人混みを避けられない
・妊婦や高齢者など発症するとリスクが大きい人
・家族などでそうした人と接触
上記のような場合は、マスクを使用してもいいとしています。
★マスク着脱時の注意点
1、マスクのつけ方
・マスクの裏・表を説明書で確認!
↑マスクには裏表があり、商品により異なります。説明書にヒモ接着部分が表、といった記載があるかと思いますので、ご確認ください。
・ヒダをしっかり開く
・鼻とマスクの間がないようにしっかりワイヤーの形を変える
・鼻~あごまでしっかりと覆う(鼻も出さない!)
2、マスク着用時
・なるべく、マスク表面を触らないように心がける!
(インフルであれば、紙類だと5~8時間位は感染力を維持できるようです。)
3、マスクの外し方
・ヒモの部分を片方つまみ、マスクの表面に触らずに、捨てる。
手洗いの注意点
1、手洗いの残りやすい部分
つめ先(とくに爪と皮膚の間)と親指の洗い残しが多いことがわかります。
つめに関しては、もみ洗い(3番)をしっかりと行ってください。
2、冬場は二度洗いも有効
感染力の強いノロウイルスでは、「60秒1回の手洗いよりも、10秒手洗い2回の方が有効」であるといったデータもあります。
詳しくはこちら
3、アルコール消毒も有効
手洗いが出来ないときは、アルコール消毒にて補うことも新型コロナウィルスについては有効です。
もしくは、手洗いの後に、アルコール消毒をするのもいいかと思います。
ただし、アルコール消毒は手が非常に荒れるので、保湿剤を使用するなどケアが必要になります。(爪も白くなってしまったりしますので、ご注意を)
4、手洗い時の注意点
・洗い終わった後、蛇口はできるだけ、直接触らない。
↑自動のものをなるべく使用するか、もしくは手を拭いた後とペーパータオルで押す。
・ハンドドライヤーはなるべく使用しない
↑綺麗に手を洗えていれば問題ありませんが、そうでないとウィルスを水と一緒に、まき散らす可能性もあります。
うがいの注意点
必ず、手洗い後に行ってください。(手洗い→うがいの順番で!)
★うがい薬は予防効果があるのか?★
「水でうがい(1日3回)」、「ヨード液(うがい薬)でうがい(1日3回)」「何も指示しない」の3つのグループに分けたところ、「水うがい」が一番上気道感染に有効であるという論文があります。
症状がない人に関しては、「水うがい」をすることがいいと考えられ、
なにか、症状がある、違和感がある場合には、イソジンなどのうがい薬を使うといった方法がいいのかと思います。
また、なぜうがい薬の方が効果がでなかったかについては、うがい薬によって、口腔内にいるいい常在菌も一緒に殺菌されてしまうなどの可能性も考えられるのかな、と思います。
外出時の注意点
とにかく、不特定多数の場所を避ける。これに限ると思います。
とくに、換気が十分ではない場所(密閉された空間)はなるべく避けた方がいいと思います。
★菌やウィルスが多い場所を知る
ドアノブ、エレーベーターや照明等のスイッチ、手すり、蛇口、つり革などが人が良く触る場所には非常に多くの菌がいます。(特にプラスチックや金属)
1、新型コロナウィルスはどれくらい生存していられるのか?
新型肺炎と同じコロナウィルス属であるSARAやMARSなどの22本の研究から分析すると、コロナウイルスは、金属などの無生物の表面で生存できることが判明し、ガラスまたはプラスチック(ドアノブやテーブル、スイッチ)では、感染力を維持した状態で最大9日間生存する可能性もあるようです。
ですので、外出先でエレーベーターなどのスイッチを触る際は、素手ではなく手袋のまま触れたり(顔を触らないよう注意、家に帰ったら洗濯を)、小指などあまり使わない指の指先ではなく関節部分で押したりすることも有効かもしれません。
最終的に、個人でできる予防には限界があります。
それをしっかりと正しい方法で行うことがなにより重要になります。
なにか一つでもみなさまのためになる事があれば幸いです。
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