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葉酸のサプリは妊活をしようと思ったらいつから飲み始めればいいのか?葉酸を過剰摂取するとどうなる?

年々減少する日本人の葉酸摂取量

日本人の葉酸の平均摂取量(平成27年国民健康・栄養調査)は、291.2μgとなっています。年々食の多様化が進み、日本人の摂取量は減少してきています。

また、ダイエットなど食事制限を行うことで、栄養素のバランスが偏ってしまっている人が増加しているのも1つの要因と考えられます。

いつからサプリを飲み始めれば間に合うのか

では、妊活をしよう!と思った時に一体いつごろからサプリメントを飲み始めれば、胎児は安全なのでしょうか?

前回の公式ブログに少し書いたように、神経管が形成されるのは、妊娠2週~6週と妊娠の非常に早い時期です。妊娠が分かるのは、医療施設で採血をしたとしても、最短で4週前後となり、葉酸が必要な時期がいかに早いかはわかっていただけるかなと思います。

そのため、しっかりと必要な量の葉酸の血中濃度をあげるためには、妊娠を計画する12カ月前からサプリなどを飲み、準備し始めることが大切になります。

葉酸のサプリ エレビット

ここで、フェニックス アート クリニックで取り扱っている「エレビット」という商品をご紹介させていただきます。

テレビCMを時たま見かけるので、ご存知の方も多いかもしれません。

当院が、エレビットを扱う大きな理由としては、

・サプリの中で唯一製薬会社が作った妊娠マルチサプリ(妊娠前から妊娠後までカバー)であること

・大規模臨床研究を行い、日本人に合わせた18種類ものビタミン・ミネラルが配合されていること

・海外で30年以上販売の実績があること

・葉酸含有量が800μg 必要血中葉酸濃度に到達するために必要な期間:46週間と早いこと

通常のサプリは400μgが多く、期間は68週間必要となり時間がかかる

などがあげられます。

また、妊婦は、ビタミンC・D、鉄、Mg、Caなどの不足が指摘されており、これらのミネラルやビタミンも日本人に合わせてバランスよく配合されています。特に、鉄不足による貧血が妊娠後期に悪化してしまう妊婦さんも多いかと思いますが、エレビットは鉄もしっかり推奨量含まれていますので、貧血にならなかった、改善したとおっしゃる方も多いそうです。

因みに、エレビットはサプリですが、ドラックストアなどでは取り扱いをしていません。

クリニックや病院での取り扱いとなり、医療施設でご購入いただくか、製薬会社の通販のみの販売となっております。

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産む前後にも葉酸は有効?

葉酸関連の研究で現在注目されているのが、葉酸は妊娠超初期だけでなく、出産前後にも葉酸を飲み続けた方がいいのではないか?ということです。

出産の際にリスクとなる妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離 などの要因の1つとして低葉酸が関連しているのではないか、という指摘されはじめているからです。

葉酸を過剰摂取するとどうなるのか?

日本でのサプリとしての合成葉酸の上限値は、1000μgとなっています。(国外では、5000μg)葉酸は水溶性のビタミンのため、基本的に蓄積せず尿として体外に排出されます。しかし、摂取量が5000μgを超過すると、生まれる赤ちゃんが自閉症である確率が上昇するという論文もでているようです。

なので、かなり上限値を低めに設定している日本において、過度な心配は必要ありませんが、エレビットを服用される場合は、エレビットのみで妊娠に必要なビタミン・ミネラルは補えるような含有量に設定されているため、それ以外のサプリは一旦中止していただくのが、よいのかなと思います。(エレビットを飲まない場合も、妊娠中のサプリの併用にはご注意ください。)

エレビットは、当院及び本院(フェニックス メディカル クリニック:婦人科、内科をはじめとする全科を見ることができます)で扱っておりますので、ご希望の方は、当院スタッフまでお気軽にお申し出ください。

また、移植をされる方で妊娠されてからエレビットをお買い上げいただく方が多くいらっしゃいますが、二分脊椎症を防ぐための葉酸の血中濃度を維持するには、移植周期開始の時点では飲み始めていることをお勧めいたします。

フェニックス アート クリニックより。

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