妊活を始める際、何か検査をしようと思うと女性が産婦人科に行くことが多いかもしれません。しかし、WHOによると不妊因子は男性が24%、女性が41%、男性・女性両方が24%であり、約50%は男性側に原因があると言われています。それにも関わらず妊娠しない理由に男性の原因があることはあまり知られていないのが現状かもしれません。
男性不妊には、生活習慣により改善できるものから、自然妊娠や人工授精では挙児が難しくても体外受精や顕微授精を行えば妊娠が望めるもの、あるいは精液中に精子が認められず手術等で精子を取り出すことによって妊娠の可能性があるもの、染色体の問題によりそもそも妊娠が難しい状態まで、一言で男性不妊といっても程度はさまざまです。自然妊娠では妊娠が難しいにも関わらず、タイミング療法等を行い続けるのは時間的なロスが大きくなります。
妊活を進めるにあたって男性側の視点も持ち、多角的にアプローチすることで“最短での妊娠”が実現すると考えています。
男性不妊外来
MALE INFERTILITYフェニックス アート クリニックの男性不妊外来では、日本で72名程(2021年時点)しかいない泌尿器科の生殖医療専門医により、トータル的に男性不妊を診療しています。
検査内容
精子の質を検査するDFI+ORP
一般の精液検査ではわからない精子の機能や質を調べる検査で、当院は全国に先駆けてDFI【精子DNA断片化指数】に加えて精液の酸化度をはかるORP【精液中酸化還元電位測定】検査を測定できる体制を整えております。治療を進めていてなかなか受精しない、良好な胚が得られない、移植しても着床しない。そういった患者さんの中に精子の質が要因の一つになっている場合がありますのでご相談ください。
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費用について
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DFI
¥12,500
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DFI+ORP
¥20,000
どちらの場合も別途、精液検査¥8,000が必要となります。当院では、DFIと同時にORP検査を受けていただくことをお勧めしております。
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予約方法
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電話番号
03-3405-1101
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受付時間
9:00-15:00
クリニックの窓口かお電話のみのご予約をお願いしております。
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注意事項
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検査を受けていただくにあたり1年以内の感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)の陰性を確認している必要があります。
- 前回採血より1年以上たっている場合
- 採血を実施したことがない方
上記に当てはまる場合は、採血を先に受けていただく必要があります。
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検査の特性上、院内での採精をお願いしております。
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結果は3週間後以降の土曜日、男性不妊外来でご説明させていただきます。
担当医師
DOCTOR当院では、妊活をはじめてなるべく早く、ご夫婦(カップル)での来院をお勧めしています。なぜなら妊娠出産は男性・女性の共同作業と考えているからです。
ぜひとも女性の問題だけではないことをご認識いただき、同時進行で検査を行っていただきたいと願っています。その結果、問題点が見つかれば早めの治療を行うことが可能です。
男性不妊外来へのご受診を通じて、妊活で特に女性が多く感じることが多い精神的不安や検査のつらさを、パートナーである男性にもご理解いただけるきっかけとなればと考えております。
私たち医療スタッフは患者さんとともに妊娠・出産に向けて寄り添ってサポートしてまいります。
岩本 晃明
日本泌尿器科学会専門医/日本性機能学会専門医/日本生殖医学会男性不妊生殖医療専門医/日本泌尿器科学会名誉会員/日本アンドロロジー学会名誉会員/日本性機能学会理事/日本Men’s Health 学会理事
診療日時【完全予約制】
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診療日
第3火曜日
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診療時間
16:00~19:00
予約方法
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当院にすでに通院されている患者さん
予約システム(アットリンク)で通常通り予約をお取りください。「男性不妊外来 初診」でご予約ください。
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当院にご来院されたことがない患者さん
予約システム(アットリンク)に進み、仮登録をお済ませください。その後、「男性不妊外来 初診」でご予約ください。