コラム

自然妊娠と比べた際の不妊治療のhCG値、
不妊治療の妊娠後と流産について 2019.05.28

不妊治療で妊娠した後もhCGの値だったり、胎嚢や心拍が見えるかどうか・・・
などたくさんネットで検索する方も多いかと思います。
今日は、少しでもそうした方の手助けになればと思い、不妊治療で妊娠した後について少しお話したいと思います。

 

不妊治療の際の妊娠数週について

排卵日(移植の方は膣錠を入れた日):2週0日
5日目胚盤胞移植日:2週5日
妊娠判定日(当院での通常の判定日):4週0日以降
※最短で1日前(3週6日)での判定も出来ますが、日数が早すぎてhCGの値が小さく、着床チェックのような形となり、しっかりと妊娠しているといえる値がでないことがあります。

 

自然妊娠の際のhCG値の範囲について

妊娠週数と、hCG(妊娠中にでるホルモン)の基準となる範囲、その週数に確認できることや通院間隔の目安などを表にまとめてみました。

 

週数に見合った範囲内でのhCGの値というのも大事ですがさらに重要になってくるのが、「hCGの伸び率(hCGは1.5日で値が2倍)」です。
なので、妊娠判定の時の値が低かった場合でも、その後どうhCGの値が伸びていくのか、ということが非常に大切になってきます。

 

不妊治療の際のhCG値の見方について

では、不妊治療の場合、hCGの値はどうなるでしょうか。
不妊治療をされた時の値というのは、何週といのがはっきりと判明しているため、もう少しシビアになってきます。
4週で100以上、5週で2000~9000前後あればひとまず安心していい値といえると思います。
胎嚢はhCGの値が1000前後であれば確認でき、6~7週前後で胎児心拍が確認できます。
不妊治療で妊娠された場合、4週~10週までは、順調であれば1週間に1回来院して頂き、採血やエコーにて胎児を確認することが多いです。そして、採血の値や胎児の成長具合を見て、テープや膣剤をいつオフにするのかを決定します。

当院では、個人差はもちろんありますが、10週前後で「卒業」となります。

 

流産しやすい時期について

医療機関で妊娠が確認された後に、流産と診断されるのは、15%前後であるといわれており、不妊治療の場合はさらに多いと考えられます。

また、
・胎嚢が確認できるか
・心拍が見えるか
・9週
・12週
の4つは、妊娠の壁とよばれることもあるように、その妊娠がうまくいっているかどうかのチェックポイントとなります。
基本的に、12週以前の流産というのが80%以上といわれているので、最終的にはこの「12週の壁」をこえられるかどうかがとても重要です。
また、こうした早期の流産の原因については、母体側(例えば仕事や運動のせいなど)ではなく、胎児側の染色体の異常であるということがわかっています。

 

 

 

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