お役立ちコラム

COLUMN

MRIで“見えない不安”を可視化するブライダルチェック

妊活前に知っておきたい、子宮・卵巣のこと

「将来、自然に妊娠できるのかな」
「今はまだ予定がないけれど、いつか子どもが欲しい」
「生理痛が重いけれど、これって普通?」
「妊活を始める前に、一度ちゃんと身体を調べておきたい」
こうした不安や疑問を抱えながらも、何から始めればいいのか分からず、そのままになっている方は少なくありません。

近年、“妊活”という言葉は広く知られるようになりました。しかし、本当に大切なのは「妊活を始めてから」ではなく、“将来の妊娠について考え始めた時”に、自分の身体の状態を知っておくことかもしれません。

その第一歩として注目されているのが「ブライダルチェック」です。そして今、そのブライダルチェックの中でも、MRI検査を取り入れた検査が注目されています。

一般的な血液検査や超音波検査では分かりにくい“身体の奥の状態”を確認できるMRIは、「見えない不安を可視化する検査」のひとつとして活用されています。

フェニックス アート クリニックでは、将来の妊娠や妊活に向けた身体づくりの一環として、MRIを取り入れたブライダルチェックを行っています。

この記事では、
・ブライダルチェックとは何か
・MRIではどのようなことが分かるのか
・妊活前に身体を知ることの大切さ
・フェニックス アート クリニックのブライダルチェックの特徴
について詳しく解説します。

ブライダルチェックとは?

ブライダルチェックとは、妊娠・出産に関わる身体の状態を確認するための検査です。
名前から、「結婚する人が受ける検査」というイメージを持たれることがありますが、実際には結婚の有無に関係なく受けられています。

最近では、
・将来の妊娠に備えたい
・妊活前に身体を知っておきたい
・卵子凍結を検討している
・婦人科系疾患が気になる
・ライフプランを考える中で身体の状態を確認したい
という理由で、20代〜30代を中心に受診される方も増えています。
近年は、SNSやインターネットで不妊治療や卵子凍結に関する情報を目にする機会も増え、「もっと早く身体の状態を知っておけばよかった」と感じる方も少なくありません。
だからこそ、“まだ困っていない今”だからこそ受ける意味がある検査として、ブライダルチェックが注目されています。

一般的なブライダルチェックの内容
一般的なブライダルチェックでは、以下のような検査が行われます。
・ホルモン検査
・AMH(卵巣予備能)検査
・超音波検査
・感染症検査
・子宮頸がん検査
・性感染症検査
これらは非常に大切な検査です。例えばAMH検査では、卵巣にどれくらい卵子が残っているかの目安を知ることができます。

しかし一方で、こうした検査だけでは分かりにくいこともあります。
それが、
・子宮の形
・子宮内膜症の広がり
・卵巣の状態
・骨盤内の癒着
・深部の病変
など、“身体の構造的な状態”です。

その部分を画像として確認する際に活用されるのがMRI検査です。

MRI検査とは?

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、磁気を利用して身体の内部を撮影する画像検査です。
CTとの違いとして大きいのは、「放射線を使用しない」という点です。

婦人科領域では、【子宮】・【卵巣】・【骨盤内】などを画像として確認する際に活用されています。
特にMRIは、軟らかい組織の描出に優れているため、
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・卵巣病変
などを確認する際の参考となる場合があります。超音波検査では確認しにくい部分まで把握できることもあり、「症状はなかったけれど、検査で状態が分かった」というケースもあります。

図1|MRIではどこを確認する?

MRIでは、子宮・卵巣・骨盤内の状態を画像として確認します。

MRIで何が分かる?

MRIで分かること① 子宮内膜症


MRIで確認されることのひとつが、子宮内膜症です。
子宮内膜症とは、本来子宮の内側にある“子宮内膜”に似た組織が、子宮以外の場所にできてしまう病気です。
20〜30代女性に多く、不妊との関連が指摘されることもあります。

子宮内膜症は気づきにくいこともある
子宮内膜症は、
・生理痛が重い
・鎮痛剤が手放せない
・生理中に日常生活へ影響が出る
・腰痛がある
などの症状がみられることがあります。しかし、「生理痛はみんなあるものだと思っていた」という理由から、長期間気づかれないこともあります。

MRIでどのようなことが確認される?
MRIでは、
・子宮内膜症の広がり
・深い場所の病変
・癒着が疑われる所見
・卵巣チョコレート嚢胞
などを確認する際の参考となる場合があります。特に、超音波検査のみでは把握が難しいケースでも、MRIが診断の補助として活用されることがあります。

MRIで分かること② チョコレート嚢胞


チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症によって卵巣に古い血液がたまる病気です。
進行すると、
・卵巣機能への影響
・排卵への影響
などが懸念される場合があります。しかし初期では症状が少ないこともあり、「妊活をきっかけに初めて分かった」というケースもあります。
MRIでは、嚢胞の状態や広がりを確認する際の参考となる場合があります。

MRIで分かること③ 子宮筋腫


子宮筋腫は、30代以降の女性に多い良性腫瘍です。
筋腫自体は珍しい病気ではありませんが、位置や大きさによっては妊娠に影響する可能性があるとされています。
例えば、
・子宮内側を圧迫している
・着床に影響しやすい位置にある
・大きくなっている・・・場合などです。
MRIでは、【位置】・【数】・【大きさ】・【子宮との関係】などを確認する際の参考になります。

MRIで分かること④ 子宮の形態異常


子宮には、生まれつき形が異なるケースがあります。
例えば、双角子宮、中隔子宮などです。
これらは、
・妊娠経過
・流産リスク
・着床への影響
などとの関連が指摘されることがあります。
MRIでは、子宮全体の形を確認する際の参考となる場合があります。

「症状がないから大丈夫」とは限らない
婦人科系疾患の中には、“無症状”のまま経過するケースもあります。
特に、
・子宮内膜症
・卵巣嚢胞
・子宮筋腫
などは、検査をきっかけに見つかることもあります。
つまり、「今困っていない」=「何もない」とは限りません。
だからこそ、将来の妊娠や妊活について考え始めたタイミングで、自分の身体の状態を知っておくことには意味があります。

フェニックス アート クリニックのMRIブライダルチェック

渋谷にあるフェニックス アート クリニックでは、将来の妊娠に向けた身体の状態を確認するため、MRIを取り入れたブライダルチェックを行っています。

一般的なブライダルチェックでは超音波検査や血液検査が中心となることもありますが、MRIを組み合わせることで、子宮や卵巣の状態を画像として確認します。

また、当院のブライダルチェックでは内診を行っていないため、
・内診台に抵抗がある
・婦人科受診に不安がある
・まずは身体の状態を知りたい
という方にも配慮した検査体制づくりを大切にしています。

さらに、本院であるフェニックス メディカル クリニックでは、日常的にMRI検査を実施しており、その経験を活かした検査体制を整えています。
また、産婦人科・内科など複数診療科とも連携しながら、妊娠前から妊娠後までを見据えたサポートにつなげられることも、フェニックスグループの特徴のひとつです。

図2|こんな方におすすめ

将来の妊娠に向けて身体の状態を知っておきたい方や、内診に抵抗がある方にも配慮したブライダルチェックです。

ブライダルチェックの流れ

フェニックス アート クリニックのブライダルチェックは、基本的に2回のご来院で終了します。
「何をするのか分からなくて不安」という方にも、安心して検査を受けていただけるよう、看護師・医師がサポートしながら進めていきます。

1回目|看護師との相談・採血・MRI検査
まずは看護師による問診・ご相談を行います。
・将来の妊娠について気になること
・生理のお悩み
・妊活前の不安
・卵子凍結について
など、気になることをご相談いただけます。
その後、ホルモン検査や感染症検査のための採血、MRI検査を行います。
MRIでは、子宮・卵巣などの状態を画像として確認します。

2回目|医師による結果説明
後日、医師より検査結果をご説明します。
ホルモン値やMRI画像をもとに、現在の身体の状態についてお伝えし、必要に応じて今後の検査や受診についてご案内します。
「今すぐ治療が必要かどうか」だけでなく、
・将来に向けて気をつけたいこと
・今後のライフプラン
・妊活前に知っておきたいこと
などを考える参考として受診される方もいらっしゃいます。

図3|ブライダルチェックの流れ


フェニックス アート クリニックの「ブライダルチェックプラン」ついて料金・検査内容など詳しくは
ブライダルチェックプランの詳細はこちら


妊活前にMRIを受けることの意味

将来設計を考えるきっかけになる
妊娠・出産は、ライフプランにも大きく関わります。
だからこそ、
・今の身体の状態
・将来注意したいこと
・妊活前に知っておきたいこと
を把握することは、将来設計を考えるきっかけにつながる場合があります。

身体の状態を早めに知ることにつながる
妊活を始めてから病気が見つかるケースもあります。
そのため、事前に身体の状態を確認しておくことで、今後の妊活やライフプランを考える参考になる場合があります。

卵子凍結を検討している方にも
近年は、社会的卵子凍結への関心も高まっています。
卵子凍結を検討する際にも、
・卵巣の状態
・子宮の状態
・内膜症の有無
などを確認することは参考になります。
MRIは、将来設計を考える中で身体の状態を知るための検査のひとつとして活用されています。

MRIだけですべてが分かるわけではない
一方で、MRIだけですべてが分かるわけではありません。
例えば、
・卵子の質
・ホルモンバランス
・排卵状態
・精子の状態
・着床機能
などについては、別の検査が必要となる場合があります。

そのため、MRIは「身体の構造的な状態を確認する検査」のひとつとして、他の検査と組み合わせながら総合的に判断していきます。

ブライダルチェックは、“未来の自分”のための検査
ブライダルチェックは、「今すぐ妊娠したい人だけ」のものではありません。
むしろ、「将来に備えたい」「自分の身体を知っておきたい」「不安を減らしたい」という方にとって、自分の身体と向き合うきっかけになる場合があります。
MRIを取り入れたブライダルチェックは、“見えない不安”を可視化するための検査のひとつです。

まとめ|将来の妊娠に向けて、まずは“知る”ことから

妊娠や出産は、人生において大きなテーマです。しかし、その準備は「妊活開始後」だけではありません。
将来のために、自分の身体を知っておくこと。今の状態を把握しておくこと。
それは、未来の選択肢を広げるきっかけになる場合があります。
MRIを取り入れたブライダルチェックは、“見えない不安”を可視化する検査のひとつです。
「まだ妊活の予定はないけれど、将来に向けて身体を知っておきたい」
「妊活前に一度しっかり検査を受けたい」
そんな方は、一度ブライダルチェックについて相談してみてはいかがでしょうか。

FAQ|MRIを取り入れたブライダルチェックについて

Q. 渋谷区周辺でブライダルチェックを受けたいのですが?
渋谷にあるフェニックス アート クリニックでは、MRIを取り入れたブライダルチェックを行っています。
「妊活前に身体を知りたい」
「内診なしで相談したい」
という方もご相談いただいています。

Q. ブライダルチェックは未婚でも受けられますか?
はい。未婚の方でも受けられます。
最近では、
「将来の妊娠に備えたい」
「妊活前に身体の状態を知っておきたい」
「卵子凍結を検討している」
「ライフプランを考える中で健康状態を確認したい」
という理由で、20代〜30代を中心に受診される方も増えています。
「まだ具体的な妊活予定はないけれど、一度検査を受けてみたい」という段階でもご相談いただけます。

Q. 内診はありますか?
当院のブライダルチェックでは内診は行っていません。
「婦人科の内診台に抵抗がある」
「婦人科受診に不安がある」
という方にも配慮し、MRIを活用した検査を行っています。
まずはご自身の身体の状態を知る第一歩として、受診を検討される方もいらっしゃいます。

Q. MRIは痛いですか?
MRIは基本的に痛みの少ない検査です。
検査中はベッドに横になっていただき、トンネル状の装置の中で撮影を行います。撮影時には大きな音がするため、ヘッドホンや耳栓を使用する場合があります。
また、検査中は一定時間動かずに過ごしていただく必要があります。閉所が苦手な方や不安がある方は、事前にご相談ください。

Q. MRIで不妊の原因は全部分かりますか?
MRIは主に、子宮や卵巣などの“構造的な状態”を確認する検査です。
例えば、
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・卵巣嚢胞
・子宮の形態
などを確認する際の参考となる場合があります。

一方で、
・卵子の質
・ホルモンバランス
・排卵状態
・精子の状態
・着床機能
などについては、別の検査が必要となる場合があります。

そのため、MRIだけで全てを判断するのではなく、他の検査と組み合わせながら総合的に確認していきます。

Q. 生理痛が軽くても子宮内膜症はありますか?
症状が軽い、あるいは無症状でも子宮内膜症が見つかるケースはあります。
「生理痛はあるけれど、我慢できる程度だから大丈夫と思っていた」という方が、検査をきっかけに状態を知ることもあります。
気になる症状がある場合や、将来の妊娠に向けて身体の状態を確認しておきたい場合は、一度ご相談ください。

Q. 妊活前にMRIを受ける意味はありますか?
妊活開始後に病気が見つかるケースもあるため、事前に身体の状態を把握しておくことは、将来の妊活やライフプランを考える参考になる場合があります。
特に、
・将来妊娠を考えている
・生理痛が気になる
・婦人科系疾患が心配
・卵子凍結を検討している
という方が、身体の状態を知る目的で受診されることもあります。

Q. ブライダルチェックで将来妊娠できるか分かりますか?
ブライダルチェックでは、ホルモンの状態や子宮・卵巣の状態など、妊娠に関わる基本的な項目を確認します。
ただし、将来の妊娠を保証したり、妊娠できる時期を正確に予測したりするものではありません。
現在の身体の状態を知り、将来の妊活やライフプランを考える参考として受けられる方もいらっしゃいます。

Q. 検査は何回通院が必要ですか?
当院のブライダルチェックは、基本的に2回のご来院で終了します。
1回目は、看護師との相談・採血・MRI検査を行い、2回目に医師より結果説明を行います。
お仕事などのご都合に合わせて、日程についてもご相談いただけます。

Q. パートナーと一緒に相談できますか?
はい。パートナーの方と一緒にご相談いただくことも可能です。
将来の妊娠やライフプランについて、お二人で考えるきっかけとして受診される方もいらっしゃいます。気になることや不安な点があれば、診察時にご相談ください。

フェニックス アート クリニックの「ブライダルチェック」ついて料金・検査内容など詳しくはこちらから
ブライダルチェックプランの詳細はこちら↗︎

併せて、以下のページもご覧ください。
AMH検査について↗︎
卵子凍結について↗︎

この記事の監修

藤原 敏博 医師
フェニックス アート クリニック 院長

東京大学医学部卒業。米国ハーバード大学マサチューセッツ総合病院留学。東京大学医学部附属病院体外受精センター長、順和会山王病院リプロダクション・婦人科内視鏡治療センター長などを歴任。長年にわたり生殖医療・不妊治療に携わる。
【所属学科・資格】
・日本産科婦人科学会指導医
・日本生殖医学会生殖医療専門医・指導医
・日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
▶︎ 院長プロフィールはこちら↗︎

※本記事はフェニックス アート クリニック 院長 藤原敏博医師の監修のもと作成しています。

クリニック情報
フェニックス アート クリニック
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-18
東京メトロ副都心線「北参道駅」徒歩1分
TEL:03-3405-1101
不妊治療・体外受精・卵子凍結を中心とした生殖医療専門クリニックです。

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