お知らせ

4月からの保険適用開始について 2022.02.24

2022年4月以降、不妊治療に対する保険適用範囲が拡大されることが発表されています。

是に伴い、当院においても保険適用内での治療が開始できるよう、現在鋭意準備中ですが、具体的な条件(既に自費で治療を継続している方の保険適用の可否、薬の処方量の上限、検査項目、回数制限など)が不明であったり又は未決定であったりするため、詳細をお伝えすることが難しい状況です。(2022年2月24日記載)

また、当院にてご提案しておりました個々の患者様それぞれに最善と考えられるオーダーメイド診療に必要な薬剤や検査などが、保険適用にならない部分が多くあることは既に判明しております。そして混合診療(保険と自費)が認められていないことから、残念ながら現行のオーダーメイド診療は保険適用されないと考えています。つまり、保険適用範囲内での診療は、限定的で且つ画一的になる可能性が高くなるのではないかと懸念しております。

しかしながら、こうした状況にあって当院と致しましては、保険診療範囲内では制限のある中でも可能な限り質の良い医療を追及してまいります。これまでコスト面で高度生殖補助医療を受けることができなかった患者様が、保険診療を利用することにより新たに診療が受けやすくなるシステムを整備していきたいと考えています。それと同時に長年の治療経験の蓄積により作り上げてきたオーダーメイド診療は、自費診療にて継続するシステムをとっていく予定です。

なお、現在の特定不妊治療費助成金は保険診療に切り替わる時期に終了することとなっています。一部令和3年度内に開始した治療については、4月以降も助成金が適応される移行措置も発表されております。詳細は各自治体へ直接お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

制度の変革期にあたり、患者様皆様へご不安とご心配をお掛けしていることかと思いますが、引き続き現行の診療体制を維持しつつ、新たに保険診療を加えることにより、お子様を望む方への御期待になお一層お応えできるよう準備を進めております。今後詳細が分かり次第、HP等でお知らせしてまいります。

今後ともフェニックス  アート  クリニックをどうぞよろしくお願い致します。

 

フェニックス アート クリニック

院長  藤原 敏博

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