コラム

不妊治療(体外受精中)に使える助成金、 特定不妊治療助成金制度について(対象者が拡大しました!) 2019.06.26

特定不妊治療助成金とは

今回は、当院も指定医療機関に認定されている『特定不妊治療助成金制度』についてご説明したいと思います。

詳しくは東京都特定不妊治療費助成の概要を見ていただければと思います。

中々細かい条件があったり、お住まいの地域によって特別に助成金制度を設けている場合もあるので、一度ご自身が対象かどうかはお住まいの地域の助成金窓口にお問い合わせして頂くことをお勧めいたします。

 

 

「特定」不妊治療の特定とは

「特定不妊治療」とは、いわゆる採卵(体外受精、顕微授精)や移植、TESEなどの男性不妊などを行った方が対象となります。

人工授精やタイミング法などは特定不妊治療に該当せず、これらは「一般不妊治療」という呼び方で区別されます。

 

 

対象者条件

2019年4月開始の治療より、所得制限が730万円未満の世帯から905万円未満まで拡大されました!

1、夫婦の前年度の合算の所得(※)が730万円未満の世帯。

905万円未満の世帯に拡大されました!(201941日以降に治療を開始したものから対象new!!

※「所得」というところがポイント!年末調整・確定申告で社会保険料などを引いた後の金額となるため、給料の額面よりもかなり低い額が所得額となります。

 

2、結婚している夫婦

 

3、事実婚new !):同一の住所に住民登録し、住民票の続柄に「未届」等の記載があり、他に法律上の配偶者がいないことが条件

 

この1と、2または3のどちらかの2条件を満たしていればOKです。

 

 

 

助成額について

治療ステージ(どんな治療を行ったか)によって、初回かどうかで貰える助成額が変わってきます。

一言でご説明しますと、初回のみ(最大30万円)と金額が多くでます。

 

採卵+凍結胚移植:25万円(初回は30万円)

凍結胚移植のみ:7.5万円

採卵して受精せず:15万円(初回は30万円) こちらも対象!

 

いかに多く助成金をもらうかのポイントになるのが、治療にかかった総額です。

金額が大きければ、もらえる助成金の金額も上記の最大に近づきます。(と、私は読み取りました‥‥あってるのかな)そのため、一番多い金額がもらえる初回の申請時は、採卵+凍結胚移植から妊娠判定までの期間を申請するのがベストかと思います。そうすると、最大30万円もらえる可能性が高くなるのではないでしょうか。

旧制度では対象に制限はありませんでしたが、現在の制度では、対象が43歳未満の方は最大6回助成を受けることが可能で、40歳~42歳の方は3回まで助成を受けられます。

 

 

申請に必要なもの

1、特定不妊治療費助成申請書

2、特定不妊治療費助成事業受診等証明書

→医療機関に書いてもらう(病院によっては書類作成に数週間かかります。フェニックス アート クリニックは数日でお渡しできます)。

3、住民票

4、戸籍謄本

5、夫婦2人の所得関係書類

6、領収書のコピー

 

かなり提出する書類も沢山あり、とても面倒くさそうですね。。。。

しかし、返ってくるお金も多いので、しっかりと準備をしておきたいところです!

 

準備として、治療が始まった時に、袋を用意して領収書・明細書一式をひとまとめにして全てとっておくことをおすすめいたします。

この準備をしておくと、申請直前に〇月〇日の領収書がない!と、焦らずに済みます。(治療期間のすべての領収書を提出する必要があるため)

そして、領収書の再発行は対応していない病院が多いのではないかなと思います。

※フェニックス アート クリニックでは有料にて再発行対応しています。

 

 

申請期限について

これも非常にわかりにくいです。。。。

治療が終了(妊娠判定の日)した年度内(翌年331日まで)に申請をします。

※但し(←でた!)、1月~3月に治療が終了した周期に関しては、時間的猶予を設けてくれているので申請期間が4/1~6/30となります。

 

因みに、2月前後(年度末前)はどこの病院もまとめて申請しようとする方の証明書の書類作成依頼が殺到するため、時間がかかってしまいます。ですので、その時期をさけ、早めにお願いするといいかもしれません。当院は電子カルテのため、数日で書類作成が可能です。

 

 

東京都以外の自治体が行う+αの助成金について

今までは、東京都の特定不妊治療助成金制度についてお話させていただきました。

この制度は、厚生労働省がルールをつくり、助成金と出しているのは、各都道府県単位となっています。(各都道府県によってはルールも少し違う場合もあるようですので、ご注意ください。)

 

さらに、各自治体が自治体単位で行っている+αの不妊治療の助成というのもあります。(全ての自治体になるわけではなく、現状なにもない自治体の方が多いのかなと思います。)

 

例えば、港区。都のように申請に所得制限はなく、助成金を最大30万円(年間)を最大5年間受け取ることが可能です。超太っ腹です。。。。

 

杉並区も、特定不妊治療の助成金の対象者に対して、区からも補助として、2.5~5万円/1回程度の助成金を出しているようです。

 

ですので、ぜひ一度ご自身がお住みの地域にそうした制度があるかどうかを調べ、問い合わせてみることをおすすめいたします。

特定不妊治療(採卵・移植)以外のもの、人工授精だったり、精液検査だったりの補助をだしている地域もあります。

 

不妊治療というのは、長期化してしまうと、大変お金がかかってしまう治療です。

こういった不妊治療に対する国の助成制度があるということ、さらに市や区等地域により更に助成制度を設けていること、こうした知識を持っているかいないかでも大きく違うのではないかと思います。

ぜひ、一度ご自身が対象かどうか調べてみることをお勧めいたします。

 

 

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