コラム

男性不妊の原因や現状について 2020.06.02

 

こんにちは。フェニックス アート クリニック院長の藤原です。

本日は、男性不妊の原因や現状についてお話しします。

 

男性不妊の現状は?

 

男性が原因による不妊症と男女の両方が原因となる不妊症を合わせると、不妊原因の約50%を占めるとされており、不妊カップルの約半数は男性にも何らかの原因があると考えられています。

そのため初診から男女カップルで受診いただくことが大変重要です。

 

男性不妊の原因は?

 

男性不妊の原因はいくつかに分けられます。精子を作るためのホルモンを分泌する脳の障害(視床下部下垂体障害)、精子が作れない(造精機能障害)、作られた精子が通る道の異常(精路通過障害)、性交渉が正常になされない(性機能障害)などがあります。

最も多いのは造精機能障害で80%以上程度を占めます。

これまでの手術歴(小さい頃に鼠径ヘルニアの手術をした)や受傷歴(若い時にスポーツをしていて睾丸をぶつけた)、小さい頃におたふく風邪にかかって発熱した、などは原因となる可能性があるため、初診の際にはお伝えいただけると良いです。

最近注目されている疾患として精索静脈瘤があり、精子の数・運動率・精子の質を低下させる要因になると言われています。睾丸の周りを取り囲む静脈が鬱滞することで睾丸周囲の温度が上昇すること・活性酸素の除去が行われにくい等が原因と考えられています。手術により静脈の鬱滞を改善する治療を行うことがあります。

 

男性不妊の症状は?

 

明らかに性交渉が難しい場合を除くと、精巣に慢性的な炎症がある場合には陰嚢の周囲に違和感等がある場合もありますが、基本的には症状がないことが多いです。射精はできている場合でも精液中に精子が含まれない場合(無精子症)も約1%の割合で存在します。

症状がなくとも検査を行うことが診断・早期の治療につながります。

 

 

男性不妊を調べる方法は?

 

まずは精液検査が最も重要な検査になります。自宅または院内で採精していただき、それを顕微鏡でみて、精液量・精子の数・精子がどのくらい動いているか等を確認します。W H Oが定めた正常値と比較をするため、検査の際には禁欲期間(最後の射精からの期間)を2-5日に合わせていただくことが必要です。また、ばらつきの大きい検査のため、数回検査をしていただき平均をとることとしています。

精液検査では精子の質を測定することはできません。現在、酸化ストレスをチェックすることで評価ができないかという試みがなされています。

 

 

精子の質を高める方法は?

 

まずは禁煙です。喫煙は精子のDNAに直接障害を与えることが明らかになっています。

最近は種々の抗酸化剤が精子の質を高める可能性があると期待され、そういったサプリメントをお勧めする場合があります。

また、糖尿病・高血圧・肥満は勃起不全や射精障害の原因となることも知られており、規則正しい生活・バランスの良い食事・適度な運動を心がけるようにしましょう。

 

フェニックス アート クリニックでは、毎月定期的にオンラインでのセミナーを開催しています。セミナー会場へ足を運ぶことに抵抗があり、躊躇されていた方など参加されています。

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